チョコレートで育てたブリ 切って5日過ぎてもおいしそう
養殖で人が育てたブリは、切ると2日ぐらいで肉の色が変わってしまって、おいしそうに見えません。
愛媛県の水産研究センターは、ブリの餌にチョコレートを入れて育ててみました。チョコレートのポリフェノールという物質で、色が変わらないようにしようと考えました。チョコレートを20日ぐらい食べたブリは、切ってから5日ぐらい過ぎても切ったときと同じきれいな色で、色が変わりませんでした。
19日、水産研究センターでチョコレートで育てたブリを食べる会がありました。5日前に切っておいたブリと、この日に切ったいつもの餌で育てたブリを比べてもらいました。食べた人は「5日過ぎてもチョコレートを食べたブリはきれいな色でびっくりしました」と話していました。
愛媛県などでは、来年1月終わりごろからチョコレートを食べたブリを売りたいと考えています。
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