TSUNAMIバイオリン 500人目が弾くコンサート

2011年3月11日の東日本大震災から6年になります。バイオリンを作る仕事をしている中澤宗幸さんは、津波で流された木で「TSUNAMIバイオリン」を作りました。中澤さんは、このバイオリンを1000人の音楽家に弾いてほしいと考えています。
岩手県陸前高田市には、津波が来たとき、流されないで1本だけ残った「奇跡の一本松」という木があります。9日、「奇跡の一本松」の前で、コンサートがありました。盛岡市の工藤崇さんが、バッハの「無伴奏バイオリンのためのソナタ第一番」という曲を弾きました。工藤さんは「TSUNAMIバイオリン」を弾く500人目の音楽家です。
コンサートに来た69歳の女性は「とても美しい音で、東日本大震災で亡くなった人たちにも聞こえていると思います」と話していました。
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