アメリカの高校のマークが原爆 日本人留学生が意見を言う
福岡県の高校3年生の古賀野々華さんはアメリカの高校に留学していました。古賀さんが住んでいたのは、1945年に長崎に落とされた原子爆弾のプルトニウムをつくった町で、みんなが誇りに思っていました。そして原爆のきのこ雲のデザインを高校のマークに使っていました。
古賀さんは先月30日、高校のビデオで原爆について話しました。古賀さんは「みんなはきのこ雲のマークを愛していますが、私は原爆で亡くなった人や平和について考えます。原爆で亡くなったのは、兵士ではなくて、町で生活していた人です。多くの人を殺した原爆を誇りに思ってもいいのでしょうか」と話しました。
日本に帰ってきた古賀さんは「ビデオを出す前の日は、とても怖くて緊張していました。しかし、あのビデオがなかったら日本人の意見を知ることはなかったと言う人がいました。自分の意見を話して、よかったと思いました」と話しています。
Original | Permalink |