寄生虫のアニサキスが原因の食中毒が増えている

アニサキスという寄生虫が原因で食中毒になる人が増えています。アニサキスは魚などの体にいる寄生虫です。長さは2cm〜3cmで、糸のように見えます。サバやアジ、イカなどの体の中にいて、刺身やサバで作ったしめさばなどから見つかっています。アニサキスが人の体に入ると、胃や腸が傷ついて、しばらくの間、おなかがとても痛くなったり、吐いたりします。
厚生労働省によると、アニサキスが原因で食中毒になった人は、今年は4月の終わりまでに32人いました。2013年に調べ始めてから増えていて、去年は126人いました。しかし、国立感染症研究所は1年に7000人以上いる可能性があると考えています。
アニサキスがいる魚などは、70℃以上で焼いたり煮たりするか、-20℃以下で24時間以上冷凍すると、食べても問題はありません。
厚生労働省は、魚を売る店や食堂などに、魚などをしっかりチェックするように言っています。
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