3万年前にどうやって海を渡ったか 「竹のいかだ」で実験
国立科学博物館などのグループは、3万年ぐらい前の人たちが今の台湾から沖縄にどうやって来たか調べています。
グループは去年7月、長さ約6mの草の船をつくって、沖縄県の与那国島から西表島まで、約75kmの海を渡ろうとしました。しかし、船が流されたため、途中でほかの船に助けてもらいました。
グループは24日、今度は竹でいかだをつくって海を渡る実験をすると発表しました。グループは台湾の竹を使って、長さが10m、幅が80cmで、5人が乗ることができるいかだをつくります。そして来月、台湾の東側の海岸を出発して、約30km離れた島に向かいます。グループは10時間以上かかると考えています。
グループの人は「竹のいかだがどのくらい水に浮かぶかや、スピードが出るかを知りたいです。十分な道具がなかった昔の人たちがどうやって遠い島まで行ったか知るために必要な情報を集めたいです」と話しています。
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