1000年以上前の皿に和歌がひらがなで書いてあった

山梨県甲州市にある「ケカチ遺跡」は、1000年以上前に人が住んでいた所です。この遺跡から去年5月、土を焼いて作った皿が見つかりました。直径12cmの皿には和歌がひらがなで書いてあって、歴史や日本語の専門家が調べていました。
山梨県立博物館の平川南館長によると、和歌の中には「しけいと」という糸を表すことばがありました。細い糸のように切れそうな人と人の関係を思って作った和歌だろうと言っています。
日本では、中国の漢字の形を変えてひらがなを作って、10世紀ごろからひらがなを使うようになったと言われています。
平川館長は「ひらがながいつごろできたかがわかる大事な発見です。山梨県で見つかりましたから、地方にもひらがなの文化が広がっていたことがわかります」と話しています。
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