対馬で見つかったカワウソは「韓国から海を流れてきた」

今年の2月、長崎県の対馬に置いたビデオに、野生のカワウソが写っていました。日本では40年ぐらい、野生のカワウソが見つかっていませんでした。環境省は、日本からいなくなった「ニホンカワウソ」が生きている可能性があるため、8月の終わりごろから対馬で調査をしていました。
カワウソのふんのDNAを調べた結果、対馬のカワウソは、韓国やロシアのサハリンにいる「ユーラシアカワウソ」の雄だとわかりました。川の近くでは、幅が5cmぐらいの、カワウソの足跡のようなものも見つかりました。
調査をした筑紫女学園大学の佐々木浩教授は「ニホンカワウソがいる可能性はとても低くなりましたが、対馬にカワウソがいることがわかってうれしいです。韓国から海を流れてきたカワウソが対馬に住むようになったと考えています」と話しています。
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